縦(たと)い貧(ひん)なりとも信心強うして志(こころざし)深からんは
仏に成らん事疑いあるべからず
身延山御書(昭和定本 1923)
縦(たと)い貧(ひん)なりとも信心強うして志(こころざし)深からんは
仏に成らん事疑いあるべからず
身延山御書(昭和定本 1923)
行学の二道をはげみ候べし
行学たえなば仏法はあるべからず
諸法実相抄(昭和定本729)
我が頭(こうべ)は父母の顔 我が足は父母の足
たとえば種子(たね)と菓子(み)と身と影の如し
忘事経事(昭和定本 1151)
仏法と申すは道理なり 道理と申すは主(あるじ)に勝つ物なり
いかに愛し離れじと思う妻なれども 死ぬればかいなし
四条金吾殿御返事(昭和定本 1384)
女人となる事は 物に随って物を随える身なり
夫楽しくば妻もさからうべし
兄弟抄(昭和定本 932)
災(わざわい)は口より出でて身をやぶる
幸は心より出でて我をかざる
重須殿女房御返事(昭和定本 1856)
水は水より出でたれども 水よりもすさまじ
青きことは藍より出でたれど 重ぬれば藍よりも色まさる
乙御前御消息(昭和定本 1100)
親によき物を与えんと思いて せめてする事なくば
一日に二三度笑(え)みて向えとなり
上野殿消息(昭和定本 1124)
日蓮が胸の間は諸仏入定(にゅうじょう)の処なり
口中は正覚の砌(みぎり)なるべし
南条兵衛七郎殿御返事(昭和定本 1884)
日蓮がたましいは
南無妙法蓮華経にすぎたるはなし
経王殿御返事(昭和定本 751)