10月のお言葉

日蓮が胸の間は諸仏入定(にゅうじょう)の処なり
口中は正覚の砌(みぎり)なるべし

南条兵衛七郎殿御返事(昭和定本 1884)

4月のお言葉

日蓮がたましいは

南無妙法蓮華経にすぎたるはなし

経王殿御返事(昭和定本 751)

3月のお言葉

険しき山 悪しき道 杖をつきぬれば

たおれず 南無妙法蓮華経は

死出(しで)の山にて 杖柱となり給え 

弥源太殿御返事(昭和定本 806)

8月のお言葉

異体同心なれば万事を成し
同体異心なれば諸事叶(かな)うことなし

異体同心事(昭和定本 829)

6月のお言葉

根ふかければ枝さかえ
(みなもと)遠ければ流れ長し

四条金吾殿御返事(昭和定本 1666)

1月のお言葉

吹く風もゆるぐ木草(きぐさ)も流るる 水の音までも
(この)山には妙法の五字を
唱えずということなし

波木井殿御書(昭和定本 1931)

12月のお言葉

鳥と虫とはなけども涙おちず
日蓮はなかねども 涙ひまなし

諸法実相抄(昭和定本 728)

11月のお言葉

あたたかなる夫(おっと)をば懐きて臥(ふ)せども
こごえたる母の足を
あたたむる女房はなし

刑部左衛門尉女房御返事(昭和定本 1804)

9月のお言葉

人の寿命は無常なり
出づる気(いき)は入る 気(いき)を待つ事なし
風の前の露 尚(なお) (たとえ)にあらず

妙法尼御前御返事(昭和定本 1535)

7月のお言葉

我れ日本の柱とならむ
我れ日本の眼目とならむ
我れ日本の大船とならむ

開目抄(昭和定本 601)